生理前の肌荒れをなくすスキンケアとは

ホルモンバランスに対応できるお肌を育てる!

生理前の皮膚トラブルは、月経周期によってホルモンバランスが変化することで起こります。

体内のホルモンバランスの変化に、皮膚がうまく対応できず、肌トラブルとなって表れるのです。

ホルモンバランスの変化にも負けない、すこやかなお肌に育てるには、健康な生活習慣が一番です。

生活習慣の見直しでもカバーしきれない部分を、補える化粧水の選び方とは。

生理前の肌荒れをなくすスキンケアとは・画像1

肌トラブルを改善する生活習慣

22時〜2時の時間帯に睡眠をとると、ターンオーバー(新陳代謝)を促進させることができます。新しく健康な肌細胞がつくられますよ。

ビタミン・ミネラル・アミノ酸など、肌の保湿に欠かせない成分は、やっぱり食事から摂るのが一番健康的。手羽先や軟骨に含まれるコラーゲンも、肌のハリには欠かせません。

隠れ乾燥肌・インナードライの場合、肌の乾燥をカバーしようと過剰に皮脂が分泌されます。脂取り紙でせっせと拭き取ってしまうと、余計に皮脂が分泌されてしまいます。

生理前の肌荒れをなくすスキンケアとは・画像2

お肌を傷めない洗顔の仕方

肌に必要な皮脂まで洗い落とさないよう、洗顔料の洗浄力は強すぎないものを。敏感肌用なら安心かも。乾燥が気になる場合は、洗顔料を使った洗顔は夜だけにし、朝は水洗顔に。洗顔料を使うのは数日に1回など、頻度を落とすのも手です。

洗顔料はしっかり泡立て、指が皮膚に直接触れず泡で洗うようにすると、皮膚への負担が減らせます。洗顔料の洗い残しがないよう、しっかりすすぐのもポイント。

水の温度は、高すぎても低すぎてもだめ。皮脂はおよそ30℃で溶けだすと言われています。冷水だと汚れがきちんと落ちないので、ぬるま湯で洗いましょう。

水気を拭き取る際には、柔らかいタオルや、絹・シルクなど、肌に優しい布地で。ごしごし擦ると角質層を傷めるので、上からそっと抑え、水滴を吸い取るイメージで拭くと良いです。

洗顔後のお肌をやわらげる
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生理前の肌荒れを根本改善するスキンケア。角質層へ届く化粧水とは?

生理前の肌荒れを根本改善するスキンケア。角質層へ届く化粧水とは?・画像1

これらの生活習慣に気を使っているのに、肌荒れがひどい。

仕事の都合などで、どうしても睡眠時間を十分に取れない。

このような場合、化粧水・クリーム・乳液・ジェルといった基礎化粧品を試してみるというのも、選択肢の一つです。

基礎化粧品は、直接皮膚にぬるため、美容や保湿に良い成分を、ダイレクトに角質層へ届ける事が出来ます。

ただ、その際に気を付けたいのが、角質層への浸透率。

角質層はもともと、外部から異物が皮膚へ侵入するのを防いでいる部分です。

角層細胞の新陳代謝がうまくいっていないお肌だと、古い細胞が表面に残ったままになる角質肥厚になり、角質層へ保湿成分が浸透しにくいのです。

ナノ化成分・低分子成分が配合されていると、比較的、角質層の内部にまで浸透しやすいです。

柔軟性を高めて、角質層へ浸透しやすいお肌にする機能のある、導入型柔軟化粧水もおすすめです。

表皮・角質層の状態を良くしていけば、生理前の肌荒れもなくせる

表皮・角質層の状態を良くしていくことで、生理前の肌荒れもなくせる・画像1

角層細胞は、表皮の表面にある角質層を構成しており、角質層の下の部分の皮膚を守っています。

通常だと、古くなり役目を終えた角層細胞は、垢となって皮膚表面からはがれおち、新しく誕生した角層細胞が入れ替わるように皮膚表面にあらわれます。

この交代が、肌の新陳代謝。ターンオーバーと呼ばれています。

皮膚がダメージを受けて弱っていたり、バランスが崩れていたりすると、ターンオーバーにも乱れが生じます。

古くなって役割を果たせない角層細胞が、いつまでも皮膚表面に残ってしまい、肌のバリア機能全体を低下させてしまうのです。これが角質肥厚

角質肥厚を改善するには、ピーリングなどで古い角層細胞を無理矢理はがすことは、かえって逆効果。角質層を傷めてしまうのです。

古い細胞が自然に剥がれ落ちるサイクルを取り戻すためには、皮膚をしっかり保湿し、角質層を中から潤して、お肌全体の状態を良くしていくことが不可欠なのです。

肌荒れスキンケアのポイント

ターンオーバー数回分の時間がかかる

肌の新陳代謝であるターンオーバーは、およそ28日間が周期です。

しかし、肌バランスの乱れや加齢、基礎代謝の低下などにより、28日より長い期間がかかることも多々あります。

スキンケアには時間がかかると言われる理由は、ターンオーバーを何回も繰り返すことで、徐々に肌の状態が整ってくるからなのです。

ニキビや乾燥など、肌トラブルの悩みが深い場合は、変化を実感するまでに、半年ほどみた方がよさそうです。

角質層に届く保湿成分

分子量が少なくサイズの小さい低分子ヒアルロン酸は、より角質層へ浸透しやすいです。

角層の中から潤すのに一役買ってくれます。

分子量が多くもとのかたちに近い高分子ヒアルロン酸は、角質層の表面にとどまって、皮膚表面を潤してくれます。

しっとりとした肌触りに。

生理前はホルモンバランスが変化し、いつもは出ない肌荒れやニキビなどの肌トラブルにつながります。生理前に決まって起こる肌荒れをケア・予防するには、肌質の根本改善を心がけることが大切です。

肌トラブルケアには保水と保湿、と言われています。

皮膚は水分と油分がバランスよく存在することで、ハリ・弾力・瑞々しさを保っています。このバランスは、健康状態など体の状態にも左右されますし、食生活や生活習慣から影響を受けることもあります。食事の栄養バランスに気を遣ったり、睡眠をきちんととることが、お肌のケアに良いとされているのはこのためです。

正しい生活習慣が健康な肌につながるのはもちろんなのですが、逆に、健康な肌であれば、少々生活習慣などが乱れても、すぐに肌トラブルを起こすことなく持ちこたえてくれると考えられます。生理前になると必ずと言っていいほど肌荒れが起こるならば、生理前のホルモンバランスの変化に耐えられるだけの健康状態を肌が保っていない、と考える事が出来るのです。

肌荒れして皮膚がガサガサになってしまっている状態は、角質層が痛みダメージを受けている状態です。角質層にはNMF(天然保湿因子。アミノ酸など)や、細胞間脂質(セラミドなど)が存在し、皮膚の潤いを保ち、肌を守っています。角質層の表面には皮脂膜があります。これらの保湿成分が減ってしまっていたりすると、肌の水分が蒸発してしまったり、外部刺激から皮膚を守れずダメージを受けてしまったりします。

表皮では、肌細胞(角質細胞)が生まれています。約28日間をかけて、この細胞が上へと上がり、角質層・皮膚表面に出るのです。このサイクルをターンオーバーと呼びます。

ターンオーバー(新陳代謝)がきちんとできていれば、皮膚表面でバリア機能の役割を果たし終えた細胞は、順次垢となって剥がれ落ち、新しい細胞と交代します。この繰り返しで、肌表面は常に健やかな状態を保てます。しかし、ターンオーバーが乱れていると、古い細胞が剥がれ落ちるのが早すぎて、まだ成長しきっていない細胞が表面に出てしまったり。反対に、古い細胞がなかなか剥がれ落ちず、新しい細胞が表面に出れなかったり、という状態になります。このような状態では、皮膚表面に健康で新しい細胞が出れないので、肌のバリア機能は低下します。少々の刺激や変化で、肌荒れ・ニキビ・吹き出物といった、肌トラブルが起こってしまうのです。

生活習慣や食生活で、体の内面からバランスを整えてあげると、皮膚への負担も減り、良いサイクルを取り戻す手助けになります。

更に、皮膚に刺激を与えないことも重要です。指で触ったりいじってみたりすると、ただでさえデリケートな肌にいたずらに刺激を与えることになるため、悪影響です。指以外でも、洗顔時に熱いお湯を使ったり、顔を拭く際に繊維の荒いタオルを使ったり、タオルでごしごしこすったりすることは避けましょう。

洗顔料も、肌に優しい低刺激のものを使います。汚れを落とすことばかりに着目して、必要以上の洗浄力のある洗顔料や石鹸を使うと、肌のバリアや水分保持に必要な皮脂まで洗い流してしまいます。必要以上に皮脂を落とさず、しかし毛穴の汚れや角栓は洗える洗顔料を選ぶ必要があります。

上記に加えて、化粧水と乳液・保湿液でのケアも併せて行うと、弱っていた肌に水分と油分を補給できバリア機能をサポートできます。

化粧水で角質層に水分・保湿成分を届け、保湿液で水分が蒸発しないよう守る。この二つのケアで、弱っていた肌本来のバリア機能を補えます。しかし、肌荒れしてターンオーバーが乱れている肌は、角質肥厚の状態になっている場合があります。通常、肌のphは弱酸性ですが、これを中性〜弱アルカリ性に一時的に変化させることで、化粧水が浸透しやすくなります。化粧水のちからを引き出しやすく、効果を実感しやすくなるのです。

保湿成分として良く知られているコラーゲンとヒアルロン酸は、分子量が大きいと浸透し辛いという面もあります。分子量の減らした低分子コラーゲン、低分子ヒアルロン酸を配合することで、角質層に浸透しやすくなります。さらに、イソフラボン、アロエエキス、酵母エキスなども健やかな肌をサポートしてくれます。これらの成分をナノサイズに凝縮させ、角質層にとどまるように工夫しているため、各成分が角質層で活きてきます。

スキンケアによって角質層のダメージが軽減され、状態が整ってくると、表皮で生まれる新しい細胞が順調に成長できるようになります。ダメージを受けていた古い細胞がはがれ、新しい細胞が表面に出て、皮膚表面の荒れが収まり、多少のトラブルや変化に負けない、健康で滑らかな肌になります。

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